レクサスが展開する本格SUV「GXシリーズ」とフラッグシップSUV「LXシリーズ」。最新モデルとなる新型GX(2024年モデル)と現行LX(2022年登場・2025年改良モデル)の違いを、車好きや購入検討者の視点で詳細に比較します。価格から悪路走破性、内装の作り、ブランドイメージまで、それぞれの特徴を踏まえどのような違いがあるのか解説します。
価格差 – GXは約1,200万円台から、LXは約1,500万円台から
まず価格面の比較です。日本国内におけるメーカー希望小売価格(税抜)では、新型レクサスGXの価格帯は約1,195万円~1,270万円となっています。具体的には5人乗りオフロード志向の「GX550 “OVERTRAIL+”」が1,195万円、7人乗り高級仕様の「GX550 “version L”」が1,270万円です。一方、現行レクサスLXは排気量3.5Lツインターボエンジン搭載モデル「LX600」が1,250万円からで、オフロード仕様「LX600 “OFFROAD”」は1,290万円、最上級の4座席仕様「LX600 “EXECUTIVE”」は1,800万円に設定されました。その後のモデル年次改良でハイブリッド仕様「LX700h」の追加などもあり、2025年時点ではLXシリーズの価格帯は約1,450万~2,100万円前後とさらなる上昇傾向があります(※ハイブリッド4座席モデルは2,100万円に達します)。
このようにGXとLXの価格差はおおよそ300万~500万円以上とかなり大きく、LXシリーズがより高額なプライスレンジに属します。GXは従来日本未導入だったモデルということもあり価格設定は抑えめですが、それでも1,200万円前後と高級SUVとして相応の水準です。対するLXはレクサスSUVの頂点に位置づけられ、サイズや装備、ステータス性に見合ったプレミアム価格帯となっています。したがって予算面ではGXの方が手が届きやすく、LXは一層の高級路線と言えるでしょう。
価格差の理由としては、車格の違いや搭載技術の差が挙げられます。LXはエンジン出力も大きく、後述のようにハイブリッド仕様や豪華な4人乗りエグゼクティブ仕様など装備が充実しているため価格も上乗せされています。一方GXは「プレミアム・オフローダー」として必要十分な高級装備を持ちつつも、LXほどの過剰装備は控えられており、その分価格が抑えられていると言えます。例えばエンジン一つ取っても、両車は同じ3.5L V6ツインターボエンジンを搭載しますが、LX600が最高出力415PS・最大トルク650Nmを発生するのに対し、GX550では小径ターボの採用により最高出力354PS・トルク650Nmに留めているなどの違いがあります。これはGXがレスポンス重視で過剰なパワーを抑える一方、LXはフラッグシップとして余裕あるパワーを確保しているためで、こうしたチューニングの差も価格差に反映されています。
悪路走破性 – 最新GXは機動性と快適性、LXはパワーと堅牢性

新型GX550 “OVERTRAIL+”はオフロード走行重視の専用装備を備える(画像はGX550 Overtrail+〈ムーンドザート〉)
次に悪路走破性(オフロード性能)の違いを見てみましょう。GX・LXともにトヨタの新世代ラダーフレーム「GA-Fプラットフォーム」を採用し、フルタイム4WDシステムと副変速機(トランスファー・ハイ/ローレンジ)を備えた本格SUVです。基本的な悪路走破力はどちらも非常に高く、両車ともセンターデフにトルセンLSDを内蔵し、センターデフロック機構を持つなど、本格四駆らしいハードウェアを備えています。その上で、それぞれのモデルに合わせた専用技術やチューニングが施されています。
新型GXの特徴としてまず挙げられるのが、「E-KDSS(電子制御式スタビライザーシステム)」の採用です。GX550 “OVERTRAIL+”には前後のスタビライザーを電子制御で独立制御するE-KDSSがレクサス車として初搭載されました。これにより、通常走行時にはロールを抑えて安定性を確保しつつ、オフロードではスタビを緩めてサスペンションの可動域(ホイールアーティキュレーション)を拡大でき、高低差の大きい路面でもタイヤの接地性を高めています。実際に一般道を試乗した評価では、「通常時はスタビライザーを緩めて豊かなサスストロークを確保し、必要時には即座にロールを抑制するE-KDSSの効果で、フラットな乗り心地としなやかなストローク感を両立している」と高く評価されています。加えて新GXは電子制御ダンパー(AVS)も装備しており、オンロードでの快適性も兼ね備えています。つまりGXは悪路での機動力と舗装路での快適性を高度に両立した走りを実現しているのです。
一方のLXの特徴は、よりヘビーデューティなロック機構です。LX600 “OFFROAD”グレードにはセンター・フロント・リアの三つのデフロック(前後デフロック)が備わり、最も過酷なオフロード環境でのトラクション確保に対応しています。とくにフロント差動までロックできる市販SUVは限られており、これはランクル譲りの本格オフロード装備と言えます。対してGXでは、先述のようにセンターデフロックは標準で備えるものの、リアのみデフロック追加(GX “OVERTRAIL+”に採用)となっており、フロントデフロックまでは搭載されません。したがって岩場など片輪が浮いてしまうような極限状況では、LXの方が電子制御に頼らず物理ロックで駆動力をねじ伏せる能力に長けています。もっとも、新型GXも電子制御ブレーキによるマルチテレインセレクト(路面状況に応じたトラクション制御モード切替)やクロールコントロール(低速定速オフロード走行アシスト)を搭載しており、必要十分な脱出性能を発揮します。GX “OVERTRAIL+”は専用の18インチ大径オールテレーンタイヤを履き、前後バンパー形状も下端を跳ね上げてアプローチ・デパーチャーアングルを稼ぐなど、ハード面でも悪路走破最優先の設計です。さらに車幅はベースモデル比+20mmのワイドトレッドで安定性を高め、床下にはセンタープロテクションを装着してデコボコ路面から車体を保護する念の入れようです。こうした装備により、GXは見た目以上に本格的なオフロード走行に耐えうる性能を備えています。

レクサスLX600 “OFFROAD”は前後デフロックや18インチタイヤでランドクルーザー譲りの悪路踏破力を持つ
両車の違いとしては、機動性とサイズも見逃せません。GXは全長約4,970mm×全幅2,000mm(OVERTRAIL+の場合)と、LX(全長5,100mm×全幅1,990mm)より一回りコンパクトです。ホイールベースは奇しくも両車とも2850mmで共通ですが、オーバーハングの短さや車幅の差から、GXの方が狭い林道や市街地の取り回しで有利でしょう。加えて車重もLXは車両重量2.6トン前後に達するのに対し、GXは2.4~2.5トン程度と若干軽量です(※装備により変動)。このため狭隘路や悪路での身のこなしという点ではGXの方が軽快で、ドライバー自身がハンドルを握って走破する楽しさを味わえるでしょう。一方LXはその巨体ゆえの安定感や存在感があり、パワフルなエンジンと相まって大柄な車体を力強くねじ伏せる走りが持ち味です。急峻な登坂も45度の傾斜までこなせるなどタフネスは折り紙付きで、砂漠のデューン走行や深い泥濘からの脱出など、より過酷な状況で実力を発揮します。
総じて、GXは最新技術E-KDSSによるオン・オフ両面のバランス性能、LXは伝統のロック機構や大出力エンジンによる絶対的な悪路突破力という個性の違いがあります。どちらも「どんな道でも走破できる」ことを目指したSUVですが、そのアプローチとスケールが異なると言えるでしょう。
内装の違い – GXは実用的プレミアム、LXは究極のラグジュアリー
次に内装(インテリア)の違いです。レクサス車らしく、GX・LXともに上質な素材と最新の装備を備えていますが、その方向性や空間設計には違いがあります。
新型GXの内装は、水平基調のインパネデザインが印象的です。ダッシュボードからドアトリムにかけてソフトパッドや加飾パネルが配され、触感・視覚ともに高級感があります。中央には大画面のインフォテインメントディスプレイが据え付けられ、ノートPCの画面のように大きくナビや各種情報を表示します。最新世代のレクサスらしく直感的なタッチ操作が可能で、画質・反応ともに良好です。デザインを水平ライン主体としたのは悪路走行時にも計器類の視認性や操作性を確保するためであり、凸凹道でもメーター確認や的確な運転操作がしやすいよう配慮されています。スイッチ類も大きめでグローブ着用時でも扱いやすく、アウトドアユースを想定した作り込みです。
装備面では快適性と機能性のバランスが取られています。例えばセンターコンソールにはペットボトルなどを冷やせるクールボックスを内蔵し、全席パワーシートや高音質オーディオ(※マークレビンソンプレミアムサウンドシステム設定あり)が備わります。標準で6スピーカーのハイレゾ対応音響を装備し、オプションで17スピーカーのマークレビンソンも選択可能とされています。このようにGXは「本格SUVでありながらレクサス水準の快適装備を維持している」内装になっており、悪路走行時でも乗員が過酷さを感じにくい快適性に配慮しています。
空間面では、GXは初めて日本市場向けに7人乗り仕様(3列シート)を設定した点がトピックです。国内導入モデルでは5人乗りのOVERTRAIL+に加え、7人乗りのversion Lが新規設定されました。3列目シートを備えたversion Lでは、大人7名の乗車も可能なレイアウトとなっています。もっともボディサイズが全長約5m級ということもあり、3列目は緊急用・短距離用と割り切った広さと言われます。一方で2列目までの居住性は非常にゆとりがあります。身長170cmの大人4名が乗車した場合、後席に座った人の膝前スペースは握りコブシ2つ分ほど確保されており、これは上位モデルのLXと同程度です。足元が突出して広大というわけではないものの、大人4~5名で長距離ドライブを快適にこなせる空間になっています。5人乗り仕様のOVERTRAIL+では3列目を搭載せず、その分ラゲッジスペースに余裕があります。荷室床面はやや高めですが、その分奥行きが広く、2列目シートを前方に格納すれば大容量の荷室が出現します。またGXはバックドアのガラスハッチのみ独立開閉できる機構を持ち、狭い場所でもリアゲートを全開せず荷物の出し入れが可能なのが便利です。電動開閉のテールゲート(挟み込み防止・停止位置メモリー機能付き)や、足をかざすだけで開閉できるハンズフリー機能も備わっており、アウトドアでの使い勝手にも配慮した設計になっています。
一方、LXの内装はレクサスSUVの最高峰に相応しい究極のラグジュアリー空間です。LXは基本グレードでも5人もしくは7人乗りのゆったりとした3列シートSUVですが、他に類を見ないのが4人乗り仕様の“EXECUTIVE”グレードの存在です。LX600 “EXECUTIVE”では後席が独立2座のエグゼクティブシートとなり、シートリクライニングやオットマン機構、後席エンターテインメントシステム、専用の後席センターコンソール(タブレット式タッチパネルや収納、リフレッシュ機能等)を備えるなど、まるでファーストクラスのようなVIP向け空間が展開します。価格も1,800万円超と飛び抜けていますが、それだけの特別な体験を提供する内装と言えます。標準の5人/7人乗りLXでも、本革シートや本木目のオーナメントパネル、調光式のアンビエント照明、4ゾーン独立エアコン、後席用液晶ディスプレイ(オプション)など、装備の充実度はGXを上回ります。またLXはインパネに上下二段ディスプレイ(12.3インチ+7インチ)を採用した点も特徴です。上部の大画面はナビや全方位モニター表示、下部のサブ画面は空調やマルチテレインセレクトのモード表示などに使われ、複数の情報を同時に見やすく表示できます。GXがシンプルに一枚の大画面で構成するのに対し、LXは二画面で情報を分けることで操作性・視認性を確保しており、こちらもフラッグシップらしい凝った作りです。
空間的には、LXも3列目を使用すれば最大7名が乗車できますが、車両コンセプト上、2列目までの快適性を優先しています。先述のように2列目ニールームはGXと同程度ですが、車幅が広いぶん肩周りや横方向のゆとりはLXが勝ります。3列目は格納式で使用しない時は床下に収めることが可能で、大きな荷室として活用できます(※GXの3列目も格納式ですが、一部手動格納となります)。LXはパワーバックドアに加え、先代モデルで採用されていた観音開き/上下分割式テールゲートは廃止されたものの、新たにGX同様リアガラスハッチの開閉機能が与えられています。総じてLXは**「どんな道でも快適・上質に」というコンセプトのもと、悪路巡航時ですらビジネスクラスのような快適さを提供する内装になっています。一方GXは「プレミアムな冒険」を支える道具としての実用性と高級感のバランス**が光る内装と言えるでしょう。
ブランドイメージ – GXは“プレミアム・オフローダー”、LXは“不朽のフラッグシップSUV”

最後にブランドイメージの違いについて考えてみます。レクサスにおけるGXとLXの立ち位置や、世間一般での評価・印象には明確な差があります。
まずLXシリーズは、レクサス創業以来培われてきたフラッグシップSUVです。海外では1996年に初代LXがデビューし、以降北米や中東を中心に高い人気を博してきました。日本市場には2015年に初導入され、現行モデルは第四世代となります。LXは高級車ブランドLEXUSの最上級SUVとして位置づけられ、トヨタ・ランドクルーザーをベースにしながら独自のラグジュアリー性を追求したモデルです。そのブランドイメージは「砂漠のロールスロイス」とも称され、中東やロシアの富裕層、北米のセレブリティまで幅広い支持層を持ちます。2021年末までに世界約50の国と地域で累計約51万台を販売したという実績からも、LXがグローバルに通用する高級SUVとして確固たる地位を築いていることが分かります。
LXのブランドメッセージは、「世界中のどんな道でも楽に・上質に移動できること」。伝統的なオフロード性能を受け継ぎつつ、レクサスならではの上質な乗り心地“Lexus Driving Signature”を両立させることで、オン・オフ問わずドライバーと乗員にストレスのない移動体験を提供する――まさに万能かつ最高級なSUVというイメージです。実際、新型LXの開発ではラダーフレーム構造を維持しつつ約200kgの軽量化を達成し、最新の電子制御と相まって「信頼性・耐久性・悪路走破性を確保しながら、あらゆる路面で安心で上質な走りを目指した」とされています。ブランド的にはメルセデスのGクラスやレンジローバーなどと肩を並べる存在感があり、公用車・公爵用SUVとしての威厳も備えています。日本国内でもLXはレクサスオーナーのステータスシンボルであり、その堂々たるサイズと押し出しの強いスピンドルグリルデザインから放たれるオーラは群を抜いています。
一方、GXシリーズはレクサスSUVの中で少し異色の存在でした。初代GXは2002年に北米で発売され、以後主に北米や一部アジア地域など約30の国・地域で展開されてきたモデルです。日本では長らく導入されていなかったため知名度はLXほど高くありませんでしたが、北米では「家族で乗れるミッドサイズ高級SUV」として人気があり、累計約54万台を販売しています。ベースとなるランドクルーザープラド譲りの頑丈さと、高級内装による快適性から、アウトドア志向の富裕層やオフロード愛好家にも愛用されてきました。また近年は中古のGXをオフロードカスタムして“GXOR (GX Off-Road)”と称するムーブメントが米国で盛り上がるなど、愛好家からも熱い支持を受けるモデルです。
そんなGXが満を持して国内導入されるにあたり掲げられた開発コンセプトが「ザ・プレミアム・オフローダー」です。新型GXは「オンからオフまでシーンを選ばず、あらゆる道を走破し、新たな体験を提供する本格オフローダー」と位置づけられ、レクサスが提案するアウトドアライフスタイルの象徴的モデルとなっています。レクサスは近年「OVERTRAILプロジェクト」と称して、人と自然とクルマの共生やサステナブルなアウトドア体験をブランドテーマに掲げており、GXはそのオーバートレイル・プロジェクトを牽引するモデルとも位置付けられています。実際、新型GXには冒険心を刺激する専用グレード“OVERTRAIL+”が設定され、タフな外装デザインや専用色ムーンドザート、最新のオフロード技術を盛り込んで「オーナーの飽くなき冒険心をさらにかき立てる仕様」と紹介されています。つまりGXのブランドイメージは、LXのような威厳あるラグジュアリーというより「冒険×高級感」といった具合で、アクティブな富裕層に向けたプレミアムSUVというポジションです。レクサスとしての上質さを保ちながらも、泥や埃を被ってアウトドアで使い倒せる逞しさがGXの美点であり、その点で都会的なラグジュアリーを纏うLXとは一線を画しています。
日本市場においては、LXが既に富裕層の支持を得ている一方で、GXは新参者ゆえ今後の市場開拓が期待されています。レクサスはGX導入により「LXは大きすぎる、でもランドクルーザーより上質なSUVが欲しい」という層に応えようとしているようです。GXの投入でレクサスSUVラインアップは充実し、クロスオーバー系のRXやNXでは満たせない本格4WD需要をカバーする戦略が見て取れます。ブランドイメージ的にも、LXが企業役員やVIPファミリー層の車とすれば、GXはより若々しくアウトドア趣味を楽しむ富裕層、たとえば週末にキャンプやオーバーランド旅行に出かけるアクティブファミリー層に刺さるでしょう。「プレミアム・オフローダー」というキャッチコピー通り、GXはレクサス流の冒険心と高級感の両立を体現したモデルなのです。
まとめると、LXはレクサスSUVの王者として揺るぎない存在感と最高峰のラグジュアリー性を誇り、GXは新時代のプレミアム・オフローダーとしてレクサスブランドに新たな魅力(冒険的イメージ)を付加する役割を担っています。それぞれベクトルは異なりますが、どちらもレクサスならではの上質さを核に据えている点は共通です。ユーザーから見れば、重厚長大で威風堂々たるLXに憧れる層もいれば、扱いやすいサイズでアウトドアに繰り出せるGXに魅力を感じる層もいるでしょう。レクサスは両モデルを通じて、高級SUV市場で多様化するニーズに応えようとしています。購入検討にあたっては、自身のライフスタイルや重視するポイント(価格、走破性、居住性、所有欲の満たされ方など)に照らし合わせて、「王者の風格を纏うLX」か「冒険に寄り添うGX」か選ぶことになるでしょう。いずれにせよ、これら二つのSUVは現在のレクサスの方向性を象徴する魅力的なモデルであり、高級SUVファンにとって非常に興味深い選択肢となっています。
まとめ|LEXUS GXとLXの違いから見える選び方のポイント

LEXUSの本格SUV「GXシリーズ」とフラッグシップモデル「LXシリーズ」は、いずれもGA-Fプラットフォームを採用した本格的なラダーフレームSUVでありながら、その設計思想やキャラクターには明確な違いがあります。
価格面では、GXが約1,200万円台からと比較的導入しやすく、LXは1,500万〜2,100万円と超高級SUVとしての存在感を放ちます。
走破性の点では、GXはE-KDSSやAVSによるオン・オフ両立型の「機動性重視」、LXは前後デフロックを搭載した「絶対性能重視」で明確な差があります。
内装に関しても、GXはアウトドアシーンでの実用性と高級感の両立、LXはVIP向けのラグジュアリー空間と専用装備によって差別化が図られています。
ブランドイメージとしては、
- GXは「冒険を支えるプレミアム・オフローダー」
- LXは「威厳と快適さを備えたフラッグシップSUV」
と明確なメッセージが込められており、ユーザーのライフスタイルや価値観によって最適なモデルが変わってきます。
したがって、レクサスSUVを検討する上では、「どんな道を、どんな装備と快適さで、どのように走りたいか」を明確にすることが、GXかLXかの判断のカギとなります。
もしアウトドアや未舗装路に積極的に出かけるアクティブな使用を想定しているならGX、家族やビジネスパートナーを迎え入れる快適な移動空間を最優先に考えるならLXが最適解と言えるでしょう。



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