アルファード40系(現行型)の中古車価格下落が進む背景と今後の展望

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40系アルファード 何故価格が下落しているのか

2023年6月に発売された4代目(40系)アルファードは、発売当初こそ新車納期が長引くなど供給不足で中古価格も高騰していました。しかし その後のモデル展開や需給変化 により、徐々に価格は下落しています。まず、2024年12月および2025年1月のマイナーチェンジ(改良) で新モデルが投入されたことが大きな要因です。

最新モデルではデジタルインナーミラーが全車標準装備になるなど装備の進化が図られた結果、旧モデルの魅力が相対的に薄れ、需要が分散しました。特に廉価な新グレード「X」や、今後追加予定のPHEV(プラグインハイブリッド)の存在もあり、より手頃な価格帯の選択肢が増えたことで、「高価な中古を買う」層が減少しています。

また、中古車市場への流通量が増加 していることも挙げられます。現行型発売から約2年半が経ち、先行して納車されたユーザーの乗り換えやリース満了車が続々と市場に流れてきています。さらに、輸出需要の低下も影響しています。

コロナ前後の数年間は東南アジアなどへの輸出が盛んでしたが、最近は輸出先の需要が鈍化し、余剰在庫が国内に残りやすくなりました。加えて、2024年以降はインフレや金利上昇など経済環境が厳しくなり、1,000万円前後と高額なアルファードへの購買意欲が下がっている側面もあります。このように複数の要因が重なり合い、これまで「プレミアム」とされた現行アルファードの中古価格にも変化が生じているのです。

なお、新型登場直後には「まずは先代型の中古を買おう」という声が聞かれるほど価格差が開いていました。しかし新型の納車が進むにつれて先代型から新型へ乗り換えるユーザーが増え、下取り車が市場に流出すると予想され、相場の下落が加速すると見られています。

40系アルファード 下落率は?

実際のデータを見ると、アルファード中古価格は2024年夏頃をピークに下落傾向に転じています。中古車販売店関係者によれば、「2024年夏をピークにそこから1割以上下落している」と報告されています。とりわけハイブリッドモデルの下落幅が大きく、2024年夏に約900万円で取引されていた車両が、2025年4月には約700万円まで下がった例が確認されています。

これは単純に約200万円(下落率約22%)もの値下がりに相当します。エグゼクティブラウンジのような上位グレードでは、数百万円規模の価格変動が話題になっており、2024年末~2025年春にかけて「200万円近い値下げ」が見られたケースもあります。一方、ガソリン車でも同時期に数十万~百万円単位の下落が出ており、車種全体として相場が軟化している状況です。

カーセンサーの市場レポートや価格動向グラフによれば、従来は強気だった相場もここ数ヶ月で軟調化しています。例えば、3代目(30系)も含めた参考として、2023年5月生産終了以降の中古平均価格は高止まりしていましたが、2025年に入りダウン傾向が顕著になりました。

カーセンサーの記事では「2023年5月以来高値だった平均価格がようやくダウン傾向になり、年式や走行距離次第では総額180万円前後で狙える物件も出始めた」と報じられています。もちろん40系現行モデルはそれより高額帯ですが、「数年前と比べて手が届きやすい価格帯になってきた」という評価が広がっています。

今後の立ち回り方は?

今後の市場を見据えた賢い立ち回りとしては、「売るべきか買うべきか、そして何年後にどうするか」を考えることが重要です。もしオーナーで「数年後に乗り換え予定」なら、リセールバリューを意識してクルマ選びをすると良いでしょう。レスポンス編集部は、「3年程度で売却・乗り換えを考えるなら、できるだけ年式が新しく走行距離の短いクルマ(例えば2024年式以降)を選び、ボディカラーは黒や白など人気色にするのが高く売れるコツ」とアドバイスしています。

実際、新型注文には長期納期が続いているため、すぐにアルファードが必要な場合は先代型の中古で手頃な物件を手に入れ、数年後に最新モデルへ乗り換える「段階的戦略」も推奨されています。将来のPHEV追加や廉価グレード投入、納期短縮を待ってから新車購入する方が、結果として手頃に購入できる可能性が高いからです。

一方、購入検討者は「いつ買うのが得か」を見極める必要があります。現状は中古価格が下落局面にあるため、慌てて飛びつく必要はありません。価格下落が落ち着く前に購入を急ぐのは避けたほうが賢明です。一部では「30系アルファードでも十分」という声もあり、実際30系の低走行車は総額数百万円で買える場面も出てきました。

それでも40系にこだわるなら、当面の買い時としては価格がさらに下がった頃かもしれません。具体的には、2025年夏以降に流通量がもっと増えて相場が沈静化した段階、あるいは追加改良後に先代の相場が落ち着いた段階が狙い目です。また、現在販売店では納期が短いガソリン車やXグレードなどが狙い目と言われています。なお、残クレ契約などで数年後の返却・乗り換え前提なら、極端に高年式にこだわるより、逆に値ごろ感のある中古車を選び「乗り潰す」選択肢もアリでしょう。

40系アルファード リセールバリューは今後どうなる

かつて「ミニバン界の王者」と称されたアルファードのリセールバリュー(再販価値)も、今回の下落傾向で大きく変化しつつあります。これまで新車価格を超える“バブル相場”で取引されてきましたが、上述したように中古価格全体が下がっているため、当然ながら将来の下取り価格も下がる見込みです。専門家の証言では、「現行型でも中古車価格は2024年夏をピークに1割以上下落している」と報告され、従来の高値期待は通用しなくなっています。このため、リセールバリューが従来ほど“神話”ではなくなりつつある状況と言えるでしょう。

ただし、依然としてアルファードのブランド力と人気は強く、新型モデルもオーダーが殺到していますから、底値よりは高めで一定の相場は保たれる見込みです。今後のリセールについては、特にモデル末期を迎える3代目(30系)がさらに値下がりする一方で、40系新型は投入から間もないため、その価値は相対的に高く維持される可能性があります。

また、人気グレードや装備(エグゼクティブラウンジ、パノラマルーフなど)が中古市場での価値を左右する要素であり、今後もそうした車両の取引価格は一般グレードより高くなるでしょう。現時点では“崩壊”という言葉が使われていますが、これはピークからの下落を示す言葉であり、価格が完全に0になるわけではありません。むしろ今は「長期的に見ると通常の水準に戻りつつある」と捉えるべきでしょう。

40系アルファード 購入検討者の買い時は

購入を検討している人にとって「買い時」の判断は難しいところですが、基本的には需要と供給のバランスが整うタイミングが狙い目です。現状、中古車価格は大きく下がっており、販売店でも値引きや条件交渉がしやすい時期に差し掛かっています。

さらに言えば、2025年の春〜夏に向けては、年度末の「決算期」やモデルチェンジ直後の在庫調整などで、キャンペーンや値引きが出やすい傾向があります。一方で、上述したように「先代型でもいい」という選択肢がある人は、3年落ち程度の30系を選ぶのも買い時です。実際に、30系アルファードの中古は総額200万円以下で探せる物件も増えており、当面の足車としては十分満足できるケースが多いからです。

【まとめ|40系アルファード価格下落の背景と今後の対応】

新型40系アルファードは、登場当初の人気から中古市場でも高値を維持していましたが、2024年後半以降、価格が下落に転じています。その背景には、装備改良による新グレードの投入、先代オーナーからの乗り換えによる在庫増、輸出需要の低下、経済環境の変化など複合的な要因があります。実際、一部のグレードではピーク時から200万円以上の値下がりも確認され、下落率は約20%を超えるケースも。今後はさらに供給が増え、相場は落ち着いていく見通しです。

購入検討者にとっては、“今まさに底”というタイミングを狙うなら2025年夏以降 。ただしその間にも値動きはあるため、急いでいる場合は現在の相場感を把握しつつ、良質な中古車をじっくり探した方が良いでしょう。逆に、当面急がなくても構わないなら、新技術の投入(PHEV導入)や半導体不足緩和などを待って、再び市場が落ち着く頃を見計らう手もあります。いずれにせよ、かつてほど「買った瞬間から損をする」状況ではなくなり、今は買い方次第で賢く手に入れられるタイミングと言えそうです。

売却を考えているオーナーは、リセールを意識したグレード選びや人気色(黒・白)の保持が重要です。今のアルファード市場は、まさに「見極めとタイミング」がカギ。急変する相場を冷静に読み取り、賢く立ち回ることが求められています。

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